あぁ楽しかった
クロノクラヴィスは、誰かが自分の感情を荒らげませんし、主張しません。
全体的に淡々としています。
誰かの感情に訴えかけるような、名言、迷言の類いも、一切ありません。
日常生活がそうであるように、作品もそうしたかったという思いがあって、
そうしています。
みんな、淡々と、普段通りの言葉しか喋りません。
見る分には、好きなんです。
キャラクタ達が生き生きと感情をもろ出しにして声を荒げている姿。
映画やアニメって、そうやって現実からかけ離れているから楽しいんですよね。
現実ではありえないことがいっぱい起こる様子が楽しくて、それらを見て明日
からまた頑張れる。
でも、自分で作るとしたら、どーかなぁと。
マスに訴える、エンタメ要素に富んだドラマチックなものを作れる人って他に
沢山いるし、そういった人たちって、きっと健康的な幼少期を過ごしてきた
人たちなのでは、という思いがあります。
そして、自分が経験してきた様々なことを踏まえて、敢えてそれはしない、という選択を
しました。一切ないわけじゃないですよ笑
でも、アニメ寄りのSF作品としては、そういった要素は薄いです。
各々、終始、割と涼しい顔をしています。
アニメのような感情表現と、その中間を目指しました。
(上手くいっているかどうかはわかりません。とほほ)
そんなこんなで、激しい表情を作るといった機会が数少ないので、そういった時には
胸が踊ります。
このカットもそうですね。
敢えて抑えることを忘れ、ポリゴン破綻寸前、極端なフェイシャルを目指しました。
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