ちっちゃな拘り

1度レンダリングしてみて、おや?と感じた点がいくつかあったので、再レンダリングに

かけています。


 take1 です

take 2

髪の毛に重量を足してあげて、まだ濡れている、という表現を強めました。

(テイク1もそのつもりで数値をいれたのですが、物足りなく感じたので)

微々たる差なのですが・・・ニコラスの顎付近、1枚目は顔に向かって曲線を描いている=

重力に逆らっている状態ですが、2枚目は真っ直ぐに降りています。

タオルも形状を変えたので若干表情が違いますね。

1テイク目よりも頭に沿っているのが見えますか?


これはわかりやすいですね。

ルックとしては1テイク目が好みなのですが、物理演算の数値の追い込みの結果

2枚目になりました。CGの物理演算は、描くよりは楽そうだと思われがちですが、

多分描いた方が自分の手でイメージを調節出来るので、描く方がきっと楽です。

理想の絵に近づくにあたり、どのパラメーターをいくつにすればいいのかソフトウェアは

教えてくれないので、タオルや髪の毛がぶっ飛んでしまったり、形状がめちゃくちゃに

爆発したり、物理学的にありえないアニメ的な動きを狙おうとする時は当たり判定を

追加し、それら一つ一つを微調整して、それらが下手に干渉しあえばたちまち

ソフトウェアが固まってしまったり、上手くいったかと思いきや埋まってしまっていたり、

数値の追い込みだけで、半日、最悪2~3日近く潰れてしまうことも。



最後です。これはなかなか上手いこといったなぁというコマです。

それなりに勢いのある動きなので、映像だと確認しずらいかと思います。

髪の毛のルックもそうですが、タオルの形状が計算通りといった感じです。

1テイク目からモデルを調整し、もっと頭の後ろまでタオル生地を回しこんだことで

より被っている感が出たのではないでしょうか。

ニコラスのジェンダーニュートラルな雰囲気も出つつ、CGの世界に柔らかさを演出

してくれる揺れものも加えることが出来たので、タオルは良い閃きだったなと思います。


最後に、タオルにアスターヴァ空軍のエンブレムを入れて完成!

CANBRIAN EXPLOSION

クロノクラヴィスの素

0コメント

  • 1000 / 1000