ラーメンを啜るジェイ

2D,3Dに限らず、アニメーションで食事を表現するというのは本当にデリケートで大変です。

向き合えば向き合う程、ジブリの食事シーンにどれだけの叡智と経験が詰まっているか!

思い知らされ、改めて畏怖の念。


食べ物の質感、食べ方の演技、食べ物そのものの動き、3DCGとなると

齧った断面の処理や、齧った瞬間の処理、2Dよりもデフォルメがきかないディテールが

増えてしまうので、技術と才能がある人にどばどば予算が注ぎ込める現場の特権、

という印象です。

そんなこんなでクロノクラヴィスでは、食べ物のシーンはパスする予定でした。


・・・・・・が、つくって、みました。

わたしの技術は汎用性が売りで、然程レベルは高くはないので笑

(顔で笑って心で泣いてるんだよ!!笑) 

キャラクタがどうしても固く見えてしまう、という点から、いかに親近感を持たせるか

というのがクロノクラヴィス作りにおける課題でした。

その上で、食事をするシーンというのは肝だったのですが、難しさから下手に違和感の

あるものを出してしまうよりは・・と、いれない予定でした。

ですが、捩じ込める隙間も発見したので、ちょっと思い切ってやってみようと思いたち、

挑戦してみました。どうでしょうか?ドキドキ・・・(というかハラハラ笑)


湯気で誤魔化しが効く、麺なので、パンなどと違い齧った断面を見せずに済む、

お米は質感が難しく且つポリゴン数が無駄に増え、物理演算を挟まなくてはいけないので

難しい、という技術的な面から、そして、ジェイというキャラクタに一番似合う食べ物を

熟考した結果、カップ麺になりました。

似合うなぁ。


余談ですが、ジェイは数式を解くのとサッカー観戦が趣味なので、背景にはポスターを

貼ってあげました。わたし、自分で酵母を起こす程パンが好きなので、

CYSER MAISON RUVAN TOMMYGAYA メゾンカイザーとルヴァン富ヶ谷を文字り?

ました笑

フィニッシュのパターンをだしてます。

うーん、悩むなぁ。

CANBRIAN EXPLOSION

クロノクラヴィスの素

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